Japanese Society for Prevention of Child Abuse and Neglect (Okayama) / 第24回日本子ども虐待防止学会(岡山)

Treat others as yourself 「にょこ」というソーシャルマインド

Japanese Society for Prevention of Child Abuse and Neglect (Okayama) / 第24回日本子ども虐待防止学会(岡山)

Hello, thank you for visiting our website.  My name is Akiko Otake, the founder of NYOCO.

みなさま、こんにちは。私どものホームページをお越し頂き、ありがとうございます。にょこ代表の大竹明子です。

 

I attended JoSPCAN’s annual conference held in Okayama.

岡山で開かれたJoSPCANの年次大会に参加してきました。

 

The two day conference was held in Kurashiki City Hall and Kawasaki University of Medical Welfare.

People from various backgrounds, such as paediatricians, health officers, nurses, social workers, foster care providers, researchers, NPOs and legal specialists gather to hold a number of small sessions which are held on a simultaneous schedule.  It is actually very hard to go through them and choose one from others.

二日間にわたり、倉敷市民会館と川崎医療福祉大学で行われました。

小児医療・保健・看護、児童相談所職員、養育・里親、福祉関係の研究者・学生、NPO、司法関係など多分野の参加者が一同に集い、様々な分科会が同時進行されるので、プログラムが下の写真のように、どれに顔を出そうか迷うようなラインアップとなっています。

(English content not ready for the following)

記念講演の一つ、大原美術館名誉館長の大原謙一郎氏による「福祉と文化と芸術〜倉敷で見つけたいもの」が大変心に響く内容でしたので、そのことについて書きたいと思います。

最初、児童福祉の学会で美術館の館長さんのお話を伺うというのは意外な気がしたのですが、イエール大学で経済学博士を取得されたという名誉館長さんのお話には、全てのビジネスマンに知っていただきたいと思えるような「商人(あきんど)の魂」が宿っていました。商人といっても、そろばん勘定をするというのとは真逆の意味の商人魂です。

大原美術館というのは、「クラレ」で知られる大手繊維会社を含む複数の事業の社長を歴任して大原財閥を築いた大原孫三郎氏による社会事業の一つとして手がけられたのですが、その当時から商売人というのはただ損得勘定をするだけでは足りず、社会還元と文化事業と強く結びついて存在するという哲学があったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

大原館長曰く、福祉と文化と芸術というのは三つ巴なのだそうです。児童福祉とアートや文化がどう関係あるのだろうと思いきや、心の感性が磨かれることと人への共感力を高く持つということは同じであり、社会としての成熟度、総合力の高まり繋が流のだそうです。この点に早くから気づいた孫三郎氏により、今で言うところのソーシャルインパクトビジネスが手がけられて行った(しかも明治時代に)ということに驚きを隠せませんでした。

このお話に感銘を受けて色々と調べると、岡山はもともと日本での孤児院事業の発祥地とも言われ、石井十次氏という明治期の慈善事業家により岡山孤児院が創設された場所なのだそうです。

石井十次は現在の岡山大学医学部の研修医だったのですが、病気をきっかけにキリスト教者隣、巡礼者から孤児を引き取ったことがきっかけで周囲の猛反対を押し切って医師のキャリアを諦めて生涯を孤児救済に捧げた人物です。そして、石井氏の生き様に感銘を受け、まだ福祉という言葉も存在しなかった時代に、彼の孤児院救済をバックアップしたのが大原孫三郎氏でした。

また、同氏は、尋常小学校も設立し、貧しい地元の人のために大原奨学会を開設します。東京美術学校入学後、大原奨学会の奨学生となったのが、大原より児島虎次郎であり、この人物により大原美術館に西洋美術の一級品が収集されていきます。

 

大原館長は、こんなお話もしてくださいました。

毎年地元の子どもたちを美術館に招待して、好きな絵を選んで感想を聞くのだそうです。多くの子はモネやピカソの有名な作品に集まるそうなのですが、他の子どもは誰も選ばなかった、布をナイフで破いた作品に魅了された子どもがいたそうです。他の人とは違うものに着眼し、たった一人でもその良さを伝えることができる子がいるというのは何と素晴らしいことだろう、と仰っていました。

お昼休みを利用して、大原美術館を訪れてみました。

1920年代に孫三郎氏の任を受けて、前述の児島虎次郎氏がパリなどのヨーロッパ各地を周り、一級品の西洋絵画を次々と収集していきます。上の写真は、エルグレコの受胎告知ですが、これ以外にもピカソ、モネ、ゴーギャン、マティスの作品も虎次郎の鑑識眼と大原財閥の資金、社会事業としての美術品

東京から遠く離れた岡山という土地で、一般の人たちがこんなに身近に世界の一級品に触れる場があるなんて凄い、と思いました。

これまで、岡山といえばきびだんごと桃くらいしか出てこなかった自分を恥ずかしく思います。このような無形の財産が長く地元の人たちに大切にされてきたこの地から学ばせて頂くことがとても多いと感じます。

 

 

 

 

 

倉敷の美観地区には、昔の街の風景が残されています。西日本の水害で蔵の多くが被害を被ったのはとても残念です。

 

1件の返信

  1. […] 今週末は神戸に来ています。ポートピアホテルで開催される第25回日本子ども虐待防止学会の兵庫大会に参加しています。この学会は毎年一回、様々な分野で児童福祉の仕事に携わる方々(医療、保険、児童養護施設、乳児院、司法、その他関連分野からの参加者)を招いて、開催されています。昨年は岡山大会が開かれました。 […]

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